荒木経惟
POLART 6000

17 Jul – 20 Aug 2009


タイトルも示すように、本個展は約6000点のポラロイドで構成されています。
 ポラロイドは2008年夏に生産中止となりましたが、荒木経惟は膨大な数のポラロイド作品を残し、また現在も生み出し続けています。今回は、最新作を含む、十数年に及ぶ作品群の中から選び抜かれた渾身のポラロイドによる展示であり、量、質ともにポラロイドの展覧会としてはおそらく決定打といえるものになるのではないでしょうか。
 約3000点がタイル状にメインの壁面を埋め尽くし、両サイドの壁面には約3000点のポラロイドが50近いグループに分けられ展示されます。25〜100点で構成された各グループはそれぞれに「エロッキー」、「夜顔チロ」、「KaoRi 2001-2009」、「えろ山人」、「赤点地帯A」、「芸者になったあかね」、「バルコニーの空は、西の空」といった荒木特有のタイトルがつけられています。これらのポラを見ていくと、あたかも十数年分のコンタクトシートを見ているかのようであり、瞬時に撮影の生々しさがよみがえってきます。そして同時にこれこそが荒木経惟の仕事のエッセンスであると気付かされます。それは、ポラロイドは荒木の写真のためにあるのでは、とさえ感じられてくるほどです。卑猥に、猥雑にARTする荒木経惟を是非この機会にご覧ください。

 また本展オープニングにあわせ、ポラロイド写真集『POLART』を出版いたします。こちらもポラロイド写真集の決定版でありながら、荒木経惟の真骨頂が存分に発揮された本になっております。併せてご覧いただければ幸いです。

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