Thea Djordjadze  テア・ジョルジャッツェ
Let me disclose the gifts reserved for age

28 OCT 2011 – 22 JAN 2012


ラットホールギャラリーは、 2011 年 10 月 28 日(金)より 2012 年 1 月 22 日(日)まで、ベルリンを拠点に活動するグルジア人アーティスト、テア・ジョルジャッツェの新作展を開催いたします。ジョルジャッツェはギャラリー内で滞在制作し、ドローイングと立体作品のインスタレーションを発表いたします 。本展は、ジョルジャッツェの作品を日本で初めて見ることのできる機会となります。


Thea Djordjadze
men are equal but some men are more equal, than others. (Orwell) (Ton ungebrannt), 2008
Clay, air-dried
37 x 27 x 15 cm

1971 年、トビリシ(グルジア)生まれの ジョルジャッツェは、空間において形やオブジェと戯れつつ、その直観的な過程から展開される彫刻的なインスタレーションで知られています。ジョルジャッツェは、石膏やボール紙から、ガラス、木、金属、コンクリート、リノリウムやフォームラバーに至るまでの幅広い物質を用いて、機能性、装飾性、抽象性の間を行き来する、不定形な構造体を制作しています。同時に、椅子、机、ベッド、棚といった家具の断片にも見える構造体は、カーペット、写真、あるいはランプといったファウンド・オブジェクトと組み合わせられることにより、より強調された印象を与えます。これらの作品はサイト・スペシフィックなインスタレーションで一緒に展示され、そうした物のまわりで私たちがどのように振る舞っているか、またそうした物が私たちをどのように振る舞わせているか、鑑賞者に気づきや反省を促すきっかけをつくり、身体とハビトゥス(習慣的行動様式)の間に期待されるべき関係がもはや成り立たないような、不気味で希薄な家庭の空間を呼び起こすことでしょう。

画家としての教育を受けたジョルジャッツェは「形式、テクスチュア、奥行き、色彩のコンポジションとして自らのインスタレーションに取り組んでいる」と語ってい ます。 彼女の作品は何かを表象しているわけでも、美術やデザインの歴史的原型への言及が意図されているわけでもありません。彼女は青年期に、 1920 ・ 30 年代、彼女の故郷、トビリシで発展した構成主義建築に魅了され、その後、映画・文学・建築へ深い関心を持ち、作品を展開しています。ただし、そうして参照したものは、ときおり作品に表面化し、瞬間的に方向感覚を与え、すぐに一般的な知識や象徴的表現という短絡的な安心感を超えたものへと変化します。このようにして彼女の作品は、物質世界の生成過程、そして芸術的実験の創造過程において絶えず起こる、記憶と忘却の間に巻き起こる緊張関係を喚起します。

ジョルジャッツェはアートアカデミー・トビリシ、ヘリット・リートフェルト・アカデミー(アムステルダム)、そしてデュッセルドルフ美術大学ではディーター・クリーグとローズマリー・トロッケルのもとで学んでいます。また 1999 年から 2003 年まで、デュッセルドルフを拠点に領域横断的に活動するグループ、 hobbypopMUSEUM の一員として活動しています。近年では、多くの美術館で個展を開催するとともに、ベルリン・ビエンナーレやリヨン・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビエンナーレといった国際展にも参加しています。

Thea Djordjadze
Deaf and dumb universe, 2008
Mixed media
Dimensions variable
Installation view at 5th berlin biennial for contemporary art, Neue Nationalgalerie, Berlin

Thea Djordjadze
The easy isn’t done easy, 2007
Coated steel
100 x 70 x 50.5 cm

Thea Djordjadze
Melon, 2009
Plaster, paint
12 x 13 x 6 cm, 11 x 10 x 6 cm

Thea Djordjadze
Untitled, 2010
Plaster, veneer
40 x 18 x 14 cm

 

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